こんにちは、ミキコです☺
前回に引き続き、小林正観さんの最後の著「豊かな心で豊かな暮らし」のご紹介です。
前回は「豊か」にフォーカスしてお伝えしました。
今回はものの見方について、お伝えしていきますね。
ある一つの現象に対して、100人100様の考え方があると思います。私は、日々の生活の中で
なるべくどんな事も前向きにその起こった現象を受け止めるようにしています。
例えば、朝起きて雨が降っていることに対して、あなたはどう捉えますか?
「あ~雨だ(´;ω;`)」と落ち込むのか
「あ!雨だ(^^♪」と喜ぶのか
私たちは、自分の力だけでは生きていく事はできません。私たちが吐き出した二酸化炭素は、植物が吸い込んで酸素に変えて吐き出してくれています。植物が存在しなければ、私たち人間も動物も生きていく事はできません。
そして、その植物が元気に生きていくために必要な物が水なのです。雨が降ることで、植物が元気に育つのです。
雨が降ることに対して、感謝できると、雨はありがたいものになります。
例えば、会社をリストラされたとします。
「なんで自分が・・・」そう落ち込むと思います。
しかし、このピンチをチャンスに変えられる人もいます。本書の中で語られているのですが、「リストラしてくれてよかった。自分で会社を辞める勇気はなかったけど、会社の都合で辞めてくれと言われて、ラーメン屋を始めたら、会社に勤めるよりラーメン屋の方がずっと面白くて楽しい仕事だった。しかも、多くの人に喜んでもらえて、地域ナンバーワンになれて、とても楽しい!」
どんなことに対しても、文句を言うことはできます。しかし、文句を言ってもどうにもならない事が世の中にはたくさんあります。これを「理不尽なこと」というのですが、理不尽な事が起きた時は、それは神様から人格を問われているということです。
そんな時こそ、腹を立てたり、怒ったりせず、「そういうこともあるよね」と肯定的に受け入れる。それがきっと、次の何かに結びついているだろう、と思えたら、もう、幸運を手に入れています!
「そういうこともあるよね」を口癖にすると、それに見合うくらいの喜ばしい出来事がやってくるようです。この時に、不平不満、愚痴、泣き言を言わない事が絶対条件です。
私たちには、何か楽しい事や面白い事が起きる前には、その代償を先払いすることになっているようです。
ある人が、お正月に転んで手首を骨折したそうです。その方は、愚痴泣き言を一切言わず、「ありがとう」を言い続けました。痛くて仕方ないときに、「ありがとう」と言い続けると、痛みが和らぐそうです。その人は、ずっと「ありがとう」を言い続け、その二か月後に俳句でこれ以上ない、というとんでもない賞を頂いたそうです。
どんな事が起きても、「そういうこともあるよね」と思いながら、淡々として、あまり一喜一憂しない、落ち込まないことがとても大切なようです。
松下幸之助さんの思想から学ぶこともできます。
松下幸之助さんは、小学生の時に父親がアメリカ相場で失敗し、小学校を中退して丁稚奉公を始めたそうです。その後両親は他界。兄弟もみな肺結核で亡くなりました。生き残った松下幸之助さんは「わしは運が強い。家族の中でわし一人生き残った」反対の考え方もできますよね。「自分以外の家族が死んでしまって、私は不幸だ」
松下幸之助さんのエピソードにこんな事もあります。
自転車に乗っていたら、車にはねられて近くを走っていた路面電車の線路に投げ出されたそうです。路面電車の運転手はすぐに気が付いて、急ブレーキをかけてやっと止まったそうですが、松下幸之助さんの体は半分車両の下に入っていたそうです。しかし、幸之助さんは無傷で命が助かりました。この出来事に対して、幸之助さんは、「わしほど運の強い人間はいない」と言ったそうです。
また、ある夏の日に船に乗っていた時の事。船端に座っていた幸之助さん。近くには、少年が船端を歩いていたそうです。船が揺れた時、少年は船から落ちまいと、幸之助さんを掴んだそうですが、二人とも海の中に落ちてしまったそうです。すぐに船長が気づいて、船を引き返し二人を助けてくれたそうです。この時も、「わしは運が強い。夏だったから寒さで死なずに済んだ。船長もすぐに引き返してくれて助かった。わしは運が強い。幸運だ。」と言い続けたといいます。
どんな時も、愚痴・泣き言を言わず「わしは幸運だ!ラッキーだ!」と言い続ける事ができたなら、それだけであなたの人生から不幸や不運はなくなりますね。
第二章にはまだまだお伝えした、素敵なエピソードが盛りだくさんです。
次回、後半の素敵なものの見方について書かせていただきますね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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